インタビュー

地方就活を振り返って~LO活卒業生インタビュー【4】

関東から関西へ――二人三脚で実現したIターン就職

LO活を活用して地方就職を実現した「LO活卒業生」にお話を伺う本企画。今回は滋賀県の「株式会社エクスティード」が運営するフィットネスクラブ「カーブス」でインストラクターとして働く小佐野かおりさんへ、リモート取材を行いました。就活当初は、周囲に地方就職を目指す人がいないため、心細かったという小佐野さん。今回、LO活相談員の舘川さんとともに当時のエピソードを振り返りながら、現在の滋賀県での仕事ぶり&暮らしぶりにも迫ります。

 

【LO活卒業生プロフィール】

小佐野 かおりさん
埼玉県出身。目白大学社会学部地域社会学科卒業。就職活動を経て、2020年4月に滋賀県に本社を構える「株式会社エクスティード」に就職。現在、同社が運営するフィットネスクラブ「カーブス」の南草津店にてインストラクターとして働いている。趣味は一眼レフカメラで四季の写真を撮ること。乃木坂46の大ファン。

 

【企業情報】

株式会社エクスティード
住所:滋賀県栗東市安養寺二丁目6-8 スペクトラムビル3F

相談の中で固まっていった「仕事選びの軸」

――関東から関西へ。いわゆるIターン就職をした小佐野さんですが、まずは地方就職を志したキッカケからお聞かせください。

 

小佐野:育ってきた環境が自然豊かな地域で、幼い頃から外で遊ぶのが日常でした。また、四季を楽しむことが大好きで、自分には自然豊かな場所が向いているのかなと、就活前から都心よりも地方への就職に興味がありました。地方就職を意識したキッカケは大学2年生の冬に自分でプランを立てて京都へ一人旅をしたときです。街並みや人の雰囲気に惹かれて「絶対、京都で働きたい!」と思うようになりました。しかし、周囲には地方就職を目指している友人もおらず「地方就職って何から始めればいいんだろう?」と右も左も分からない状態でした。そんな中で、大学3年生の6月に大学内でLO活のセミナーがあることを知って参加したんです。そこでLO活の個別相談に参加し、ご担当として舘川さんを紹介していただき、色々と相談をするようになりました。

 

舘川:当初は「京都で就職をしたい」とお聞きしていたので、京都をはじめ関西圏の就活イベントの情報を紹介していました。小佐野さんはとにかくレスポンスが早くて、情報をお送りするたびに「京都の就労体験に参加してきました!」といった就活の近況も教えてくれていましたね。

 

小佐野:つい楽しかったので(笑)。大学3年生の8月に京都で2週間、部屋を借りて暮らしながら、農業の仕事をするインターンシップに参加したんですが、いま振り返っても地方就職のイメージを掴むことができた貴重な経験だったと思います。

 

舘川:「全力で2週間楽しんできました!」というメールがとても印象に残っています(笑)。地方での就業体験となると、不安を感じる方も多いと思うのですが、小佐野さんは関西での就活イベントや説明会に一人でも積極的に参加されていましたね。

 

小佐野:当初は地方就活の道筋が全く見えていなかったのですが、舘川さんから関西のイベントがあるたびに紹介してもらえたので、まずはとにかく参加してみようと思って。東京で開催された関西の企業が集まる説明会では、滋賀県の移住相談員さんと出会うことができて「滋賀はほどほど田舎、ほどほど都会」と紹介していただいたんです。自然が豊かな地域で、京都や愛知といった都会にも出やすい環境は、地元の埼玉に似ていると感じたことから、滋賀県のイベントにも参加するようになりました。

 

 

――自己分析や面接対策など、いわゆる就活対策はどのように進めていきましたか?

 

小佐野:私は自己分析が苦手で、正直なところ自分で“行動力”が長所だと思っていても、はじめは自信が持てなかったですし、どちらかというと短所ばかりが気になってしまって…。

 

舘川:確かに客観的に自己分析をするのは難しいことです。小佐野さんは、関西への就活イベントやインターンシップに参加しては、現地の方と積極的にコミュニケーションを取っていたのですが、「普通のことです」とおっしゃっていました。その時に「気づいていないかもしれないけど、その行動力は自信をもっていいんですよ」とお伝えしたと思います。

 

小佐野:舘川さんがそう言ってくださったので、自信を持つことができました。実は、舘川さんが話してくださった長所は、自己PRにそのまま使っていたんです(笑)。

 

舘川:それは嬉しいですね(笑)。業種については「農業関連で探しています」と最初の頃は話していましたね。

 

小佐野:そうですね。就活情報サイトなどを見ると、志望企業を業種や職種から絞るというのが一般的なので、農業関連をはじめ興味のある分野を調べていったのですが、絞りきれていなくて不安だったんです。

 

舘川:いつだったか小佐野さんから、カフェのアルバイト経験についてお話を伺う機会があって、“一緒に働く人が大好きだから楽しい”と目を輝かせていたのが印象的でした。それを受けて、業種や職種で絞り込むより、一緒に働く人や社風を決め手にするのがいいんじゃないかなとお話ししましたね。

 

小佐野:おかげで“何を仕事にするか”よりも“誰と仕事をするか”のほうが、私にとっては大事だなって気づくことができました。そこから一気に道が開けた感じがします。

 

――お二人で就活対策を進めていく中、現在、勤める企業はどのように知ったのですか?

 

小佐野:企業説明会に参加した時、数ある企業の中でとても素敵なリクルーターの方だなと感じたのが、現在勤める会社だったんです。リクルーターの方が、参加者全員に対して興味を持ち、親切丁寧に対応をされてて、傾聴力のある人材を育てる社風だと感じました。憧れるリクルーターさんと出会うこともできて、「この方たちと一緒に働きたい」と思えたことが決め手でした。

 

舘川:当時、お話を聞いていて、いい出会いに恵まれたんだなと感じていました。LO活では、面接対策も行っていて、相談者の方に合った選考対策を一緒に考えていくのですが、小佐野さんの場合は、話し方や相手に気持ちを伝えるといった選考対策に対して、すでにベースができていました。それよりも、就活を乗り切るための心の持ち方について話すことのほうが多かったですね。

 

小佐野:面接では緊張することが多かったのですが、舘川さんとお話しする中で落ち着いて面接に臨むことができるようになったと思います。

 

舘川:面接が始まった頃は、緊張してしまうとありのままの自分を出せず上手くいかないことが多いと話していましたが、現在働く会社の面接では、随分リラックスして臨めたようでしたね。

 

小佐野:現在働く会社はテーブルに面接官の方と横並びで座り、話しやすい雰囲気の中でざっくばらんに面接を進めてくださったので、素直に自分を出すことができました。最終の3次面接で専務から「一緒に働きましょう」と話してくださったときは本当に嬉しかったですね。

 

舘川:積極的に行動した末に、自分に合った職場に出会えたと思うと、私も自分のことのように嬉しいです。

 

小佐野:舘川さんへご相談した一つひとつがすべて力になりました。落ち着いたらまた、お会いしたいですね!

 

館川:ぜひぜひ! お茶でもしましょうね。今回、久しぶりに小佐野さんの元気な姿を拝見できて、とても嬉しかったです。

 

小佐野:こちらこそ、本当ありがとうございました。

 

念願だった滋賀県の暮らしと、今の仕事について

――ここからは、地方就職1年目の小佐野さんに今の仕事や暮らしについて伺います。まずは、現在の仕事内容を具体的に教えて下さい。

 

小佐野:現在はフィットネスクラブのインストラクターとして勤務しています。主な業務はジムに通われているお客さまのニーズに合わせて、筋力アップや、腰痛軽減のための筋トレプログラム、また、継続的に筋力をつけられるように食事のレシピなどのサポート全般を行っています。

 

 

――企業選びの際、特に大事にしていたという社内の雰囲気はいかがですか?

 

小佐野:社員がチャレンジすることを応援してくれる風土が根付いていて、失敗は成功に近づくための第一歩という社風なので、失敗を恐れずに自分らしく成長できそうだと感じています。同期は関西が地元の人ばかりで関東からの内定者は私一人でしたが、むしろ「埼玉出身です」と自己紹介をするのをウリにしようと思っていました(笑)。人に興味のある社員が多いので、お互いの出身地のことで盛り上がりますし、地方就職者でも馴染みやすい職場環境です。

 

 

――社会人一年目を過ごす中で、特に印象に残っている仕事のエピソードはありますか?

 

小佐野:スーパーやショッピングモールで行っている、フィットネスクラブの新規会員募集キャンペーンに参加したときのこと。興味を持ってくださった高齢の女性から「曾孫が産まれるので体力をつけたいです」という想いを聞き、全力でサポートします!とお伝えしました。後日、入会されて再会した時に私のことを覚えてくださっていて、「あなたに会えて良かった」とおっしゃっていただいたときは本当に嬉しかったです。その後もお会いするたびに「最近、体力がついてきたんです」などの近況を教えてくださることが、とても励みになっています。

 

 

――お仕事も充実してそうですね。念願だった滋賀県の暮らしはいかがですか?

 

小佐野:お気に入りなのは琵琶湖の風景です。自宅から自転車で30分ほど走ると琵琶湖の湖畔まで行けるので、仕事のリフレッシュになりますね。のどかで人が少ないのも気に入っています。時間に追われて慌ただしく働くこともないので、ストレスフリーで落ち着いて生活ができています。その一方で、滋賀と同じくらい大好きな京都に出やすいのも魅力です。

 

心強いパートナーを出会えたことが、自分にとって幸運だった

――最後にこれから地方就職を志す皆さんへ、アドバイスなどあれば教えて下さい。

 

小佐野:地方就職は現地に赴くだけで交通費がかかりますし、何十社も就職試験を受けることは経済的にも体力的にも難しいことです。その点、東京や大阪といった都市部で企業説明会を開催していたり、一次面接を受けることができたりする企業もありますので、まずは自分で行ける場所から探してみることをおすすめします。

 

私は、こうした地方就活の情報の多くを舘川さんから頂きました。希望の職種や地域を伝えておくと、関連情報をこまめに送っていただけるので、地方就活の指針になると思います。また、LO活の相談員さんは地方の就職情報だけでなく、自己分析や移住についても親身に相談にのってくれます。私自身、面接前に「どうしたらいいだろう?」と悩んでいた時に、“舘川さんとお話がしたいです”とメールを出したことがありました。お話しする中で、不安に思っていたことがどんどん整理されていくようでした。私にとって、LO活を通して相談員さんという信頼できる心強いパートナーを得ることが出来たのはとても幸運だったと思います。

 

就職後も続く、旧友(または戦友)のような間柄

関西圏への就職を志してから、何度も関西に足を運んだというアクティブな印象の小佐野さん。インタビューでの話ぶりも明朗で快活、素直な人柄が伝わってきました。

 

今回の取材で印象的だったのは「またお茶しましょう!」「ぜひぜひ!」と旧友のように話をする小佐野さんと相談員・舘川さんとの関係性。情報のやりとりだけではなく、小佐野さんが京都に赴いた際に、趣味のカメラで撮影した写真を舘川さんに送るなど、小佐野さんにとっては、どんなことでも話せるパートナーだったよう。一方の舘川さんは「支援というよりは、チアアップする感覚でした」とフラットな関係性を育む中で、信頼関係も深まっていった様子でした。

 

地方就職に不安を感じている人も多いと思います。就活の多彩な情報源として、そして心強いパートナーを得るキッカケづくりとして、気軽にLO活 個別相談を利用してみてはいかがでしょう。

 

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