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LO活部長 佐藤裕のお悩み相談室

第4回 「UIJターン就職セミナー・イベント」って参加した方がいいの? 第4回 「UIJターン就職セミナー・イベント」って参加した方がいいの?

第4回 「UIJターン就職セミナー・イベント」って参加した方がいいの?

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LO活部長 佐藤裕
パーソルテンプスタッフ株式会社 リクルーティングディレクター

2002年に新卒で外資系人材ビジネス関連企業に入社し転職支援サービスに従事。
2007年、株式会社インテリジェンス入社。採用業務に従事した後、転職支援サービスにてゼネラルマネジャーとして、様々な企業の採用に携わる。
現在は自社の採用活動に従事するほか、講義・講演や面談を通じて年間2万人以上の学生に会い、キャリアや就職活動について、メッセージを発信している。
関西学院大学 客員講師や株式会社ベネッセi-キャリアの特任研究員も務める。

学生プロフィール

今回のゲストは上智大学2年生の山口さん。

山口 慶人(やまぐち けいと)

上智大学総合人間科学部・社会学科2年生。

群馬県出身。小学生の頃に野球を始め、現在も体育会野球部に所属。「地元愛が強い」と自己分析するように、地元の群馬に戻って慣れ親しんだ街で就職することも視野に入れている。現在はまだ部活動が忙しく、就職活動の準備には取りかかれていない。

自分の「データベース」を充実させることが大切!

 

佐藤

山口さんは大学3年生ですね。地元に戻って就職することも考えているのですか?

 

山口

そうですね。生まれ育った群馬に戻りたい気持ちはあります。野球部のOBで地元の銀行で働いている先輩がいるので、自分も銀行で働くのかな、と漠然と考えたりしています。ただ、それが自分に合った選択なのかは正直全然わからないんですが……。

 

佐藤

「自分に合う・合わない」という視点を持っているのはとてもいいですね。ちなみに、銀行の仕事の中身って、どれくらいイメージがついていますか?

 

山口

実は全然わかっていません。そんな状態なので、今はOB訪問をしながら、色々な仕事について情報収集をしなくてはいけないなと思い始めたところです。

 

佐藤

大事なのは、仕事の中身を知ること。実は、銀行に限らず、「知っている人が働いているから」「働いている人がかっこよく見えるから」といった理由で、とりあえず選んでしまうというのが、一番多いミスマッチの理由なのですよ。

 

山口

なんとなくわかります。僕もそうかもしれません……。

 

佐藤

私が日々学生たちと接していて感じるのは、「考える力」が圧倒的に足りない人が多いということ。それはスマホみたいな便利なものがあることも理由だし、情報があふれていたりして、自分で考えないですぐ調べたり、人に聞いたりすることが当たり前になってしまっているからだと思います。だからこそ、自分で考えることで、頭の使っていない部分を刺激してあげることが大事なのです。他人に聞く前に、まずは自分で「解」を見つけることを意識してみましょう。

ちなみに、山口さんは、地元に戻ったらどんな仕事の選択肢があると思いますか?

 

山口

銀行員、公務員、教師……それくらいしか浮かびません。あとは親がやっている仕事とか……。

 

佐藤

なぜその3つくらいしか浮かばなかったと思いますか?

 

山口

まわりの大人のことをあまりちゃんと見てこなかったのかな……。

 

佐藤

では、地元の最寄り駅から家までの間に、いくつくらいの会社があると思いますか?

 

山口

歩いて15分の間に、30社くらいはあると思います。いや、50社くらいでしょうか。

 

佐藤

やっぱり会社、仕事というと、それまでの自分が見てきたものが自然と浮かぶもの。それ自体は仕方ありません。山口さんでいうと、21年分の「データベース」が元になっています。だからこそ、今思いつく選択肢の中だけから、何も考えずに「自分の中ではこれしかない」と絞り込んでしまうのは非常に危険。例えば、家までの道を歩きながら、ちょっと意識して看板を見てみたり、気になる社名があったら調べてみるとか。自分の目と耳でキャッチしたことをもとに、自分からデータベースに情報を増やしていくことが大切なのですよ。

インターネットの情報は「きっかけ」にすぎない!

 

山口

就職イベントに参加するのはどうですか? 大学にたくさんポスターが貼ってあるので気になっています。

 

佐藤

情報を自分からとりにいく際には、合同会社説明会やセミナーといったイベントへの参加は有効ですよ。一度参加すればまとまって情報が得られるので、就活生が効率的に情報収集するにはよいと思います。特に、部活をやっていてあまり時間がとれない山口さんのような方にはうまく活用していただきたいですね。

 

山口

それって、例えば僕の地元である群馬県の情報も手に入るんですか?

 

佐藤

もちろん。一般的な就職イベントだと、なかなか地方に関する就職情報を得られることは少ないですが、最近は自治体やハローワークが主催している「UIJターン」に特化した就職イベントもあります。そういったイベントでは、特定の地域に的を絞った就職情報・求人情報を得られたり、地元・地方の企業との交流を促してくれることも多いのです。また、既に地方就職を経験した先輩のリアルな情報を聞くことができたり。地元まで足を運ばなくても、東京や大阪といった大都市圏で開催されているイベントも多いので一度チェックしてみては?

 

山口

すみません、知りませんでした! てっきり群馬まで行かないとそういう情報は得られないのかと思っていました。

 

佐藤

あとは、このLO活プロジェクトでも、地域やブロック別に自治体や企業の方々を招いてイベントを行っています。そういったイベントに参加すると、同じ地方への就職を目指す仲間を見つけることもできるかもしれませんね。

 

山口

地元の情報は、親や親戚などから収集するイメージしかありませんでしたが、イベントっていいですね。

 

佐藤

あくまでインターネットは「きっかけ」にすぎないということです。検索したら、たくさんの情報が出てくるし、とても便利なので、いろいろなことを知るきっかけにはなります。ですが、画面を通して見ているものは、なかなか心に刺さるような学びにはなりにくい。実際に会って話をして、生の声から何かしらの衝撃を受けたりすることが、自分を変えていきます。だから、情報収集においては、インターネットとリアルはきちんと切り分けて考えた方がいいですよ。

 

山口

わかりました。僕は面倒くさがりなので特にインターネットに頼りがちですが、うまく使い分けることが大事なんですね。

今日はありがとうございました! どんなイベントがあるのか、さっそく調べてみようと思います。

 

(掲載日:2015年12月25日)

LO活部長 佐藤裕からのアドバイス!

就活において非常に大事なのは、得た情報をもとに「どう考えるか」です。そのためには、自分が何をしたいのか、何が自分に合いそうかを言語化できるくらいはっきりさせておくことです。当然、仕事そのものについての知識や、自分の選択肢の中にどんな仕事が入ってくるかについても、調べて整理しておく必要があります。
都会と地方の情報格差がなくなっている今だからこそ、インターネットで全てがわかると思わないこと。インターネットはあくまで「きっかけ」であり、間違った情報で判断してしまわないように、くれぐれも気をつけてくださいね!

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